【施工事例】408号斜面対策工事 ~安全・安心な道路インフラを支える取り組み~
今回ご紹介するのは、408号バイパス沿いの斜面において実施した「斜面対策工事」です。
この斜面は、408号バイパスの延伸計画において道路が通過する予定の区間に位置しており、地質調査の結果、表層の地盤がやや脆弱であることが判明していました。このままでは、長期的に見て崩落の危険といったリスクが生じる可能性があったため、道路利用者の安全を守るためにも、早急な斜面補強と表面保護の対策が必要となりました。(この辺りは東日本大震災の頃に崩落し危険地域となっていました)
弊社では、斜面全体の安定性を確保するために「アンカー工法」と「表面保護工法」を組み合わせた総合的な施工を行いました。
■ 地中にしっかり固定する「アンカー工法」
写真にも写っている斜面上のグレーの点々とした部分は、アンカーと呼ばれる鋼製の支圧構造体です。このアンカーは、斜面の表面から地中深くまでドリルで孔をあけ、支持力の高い安定した地盤に達するまで挿入した上で、内部にボルトのような部材を通して緊張させ、がっちりと固定しています。これにより、斜面全体をしっかりと支え、表層が滑り出すような崩壊を防止する構造になっています。
このような工法は、見た目以上に高い技術力と地盤に関する知見が求められるもので、弊社ではこれまでに培ってきた経験とノウハウを活かし、確実な施工を実現しました。
■ 2箇所同時進行、道路全体の整合性も確認
今回の工事では、同様の構造的問題が確認された2箇所にて、並行して施工を進めました。現場写真の1枚目に写っているのは、弊社が担当した2現場の同時進行の様子です。それぞれの現場で工期や施工手順を綿密に計画・管理し、安全第一で作業を進めました。
また、引きのアングルで撮影された道路の法線写真は、道路整備を担当する土木担当部署の依頼により、道路の流れや法線計画との整合性を確認する目的で撮影したものです。斜面対策工事だけでなく、道路そのものとの連携も意識しながら、精度の高い施工を追求しています。
今後も弊社では、地域の皆さまが安心して通行できる道路インフラの整備に尽力してまいります。斜面対策をはじめとする防災・減災への取り組みについても、確かな技術力と誠実な姿勢で取り組んでまいります。
今回の工事では、同様の構造的問題が確認された2箇所にて、並行して施工を進めました。現場写真の1枚目に写っているのは、弊社が担当した2現場の同時進行の様子です。それぞれの現場で工期や施工手順を綿密に計画・管理し、安全第一で作業を進めました。
また、引きのアングルで撮影された道路の法線写真は、道路整備を担当する土木担当部署の依頼により、道路の流れや法線計画との整合性を確認する目的で撮影したものです。斜面対策工事だけでなく、道路そのものとの連携も意識しながら、精度の高い施工を追求しています。
今後も弊社では、地域の皆さまが安心して通行できる道路インフラの整備に尽力してまいります。斜面対策をはじめとする防災・減災への取り組みについても、確かな技術力と誠実な姿勢で取り組んでまいります。